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自分のお店でお菓子を焼いている姿を思い描き、まっすぐにその夢に向かっていった女性、赤塚麗子さん。

「焼菓子のお店を開く」

そう決心してから4年。
2007年6月に、ついにお店をオープンさせました。
お店の名前は「焼菓子工房 かとるかーる」
店内には安心できる素材を使った美味しい焼菓子が並び、野菜の入ったマフィンは子どもたちにも喜ばれています。
「なくても困らないのが夢。だからこそ叶えたかった…。」 お話からは、そんな思いが伝わってきます。
焼きたてのマフィンやクッキーの香りが漂うステキなお店で、毎日お菓子を焼いている彼女。

強く思い描いた姿が今、ここにあります。

焼菓子店店主

赤塚 麗子(あかつか れいこ)さん
市川市 在住

家族構成 夫 
長男6才・次男2才・三男1才

HP  楽天 ネットショップ
    浦安タウン

仕事内容
焼菓子(マフィン・パウンドケーキ・クッキー・アップルパイなど)の製造販売。
店内でも召し上がれます!

年収

ある 1 週間のスケジュール
月曜日  9時頃から仕込み開始。
     10:30 開店
     お客様がいないときに、ネットショップのメンテナンス・ネット通販の発送準備等
     18:00 閉店
火曜日 
水曜日 
木曜日 
金曜日 
土曜日 
土曜日 (営業がない日)
休日 買い物、図書館等。午後から長男の水泳の送迎
夜、ネットショップのチェック。店内展示物・食品ラベル等の作成
日曜日  休日 買い物、子どもと遊ぶ等。 
 夕方から翌週の飲み物の仕込み。ネットショップメンテナンス等
1〜50万(まだ始めて半年ほどなので)
お仕事についてからかかった費用

店舗家賃 月10万円
水道高熱費 月3万円
原材料費 月3.5万円

お仕事に就くためにかかった費用

店舗取得費 50万円
内外装工事費 250万円
什器・家具類 10万円

このお仕事につくことになった動機、きっかけを教えてください!

お菓子は、大学生の頃から趣味で作っていました。

当時、つきあっていた彼がいたんですが、といっても今の夫なんですけど(笑)、デートのときにお菓子を作って持っていったら好評だったんです。
そのときは確かクッキーとパウンドケーキを作っていったと思うんですが、彼は私より甘いものが大好きなんですね。
で、彼はおだて上手なんです。
ケーキのダメだしをするのにも、「これはまずい」とは言わずに、「もうちょっとこうだったら、もっと美味しいんだけどな」という言い方をしてくれるんですよね。
こちらも「じゃあやってみようかな!」って、ついついその気になってしまって。
あれから十数年、ここまで来ちゃった感じです。(笑)
もし夫がいなかったら、お店までは出していなかったと思います。

あと、うちの息子は生クリームなどの甘いものが苦手なんですが、私の焼いたお菓子はよく食べてくれるんです。
今、食育が注目されていますよね。
安心できる食材で、日常的に食べることができるお菓子を作って提供したいという思いが出てきました。

<お店を出すまでの経緯を教えてください!>

30歳頃からお店をやりたいな、と思っていまして、それに向けて貯金をしていました。
経営に関しては、完全に独学でしたね。

カフェやケーキ店などの経営に関する本を読みあさりました。
お店は、本当は長男が小学校に上がる来年の4月頃にあわせて始めようと思っていたんですが、1年前倒しになりました。
お店をオープンする前、私は派遣で一般事務をしていて、通勤でちょうどこのお店の前を自転車で通っていたんですが、今年の2月頃に、店の前に空き店舗の札がかかっていたんです。

お店って、探すだけで1年かかるという人もいて、店舗を見つけるのは大変なことなんですよね。
私はお店を出すならこの近辺で、と思っていましたし、これはチャンスかもしれないと思いました。
そこで不動産屋さんに電話をしてみましたら、とんとん拍子に話が進んだんです。
タイミングがすごく良かったですね。

<どうやって夢をかなえたんですか>

居酒屋チェーン「和民」の社長・渡邉美樹さんが著書や講演で、「夢があって、それが実現したい夢だったら、まずそれを達成する日を決める。そしてそこから逆算してそれまでにすべきことを日にちを決めてクリアしていく」ということをおっしゃっているんですね。
ですので、私もこの逆算方式でやってみようかな、と思いました。 お金はもともとためていた金額を増額し、食品衛生の資格も、次男がお腹で8〜9ヶ月の頃に電車にのって取りにいきました。

この年齢での夢って、「やる」って決めてしまわないと、流されてしまうんですよね。
なかったらなかったで、そんなに困らないというか。

ただ、お店をやる、と決めるまでは迷いました。
子どもも小さいし、営業時間である昼間は保育園にお願いできますが、小学校にあがるとまた状況が違ってくるだろうし…って。
それを言ってしまうと、高校・大学受験と、子どものために実現できない状況が続きます。 一番下の子が大学生になったら、私は50代。
そこからお店を出そうと思っても、勢いがつくのか、と考えてしまうんです。

その頃にはこの夢が実現していなくてもそれはそれですんでしまっているような気がするんですよね。
逆に今のほうが、多少体がつらくて勢いがありますし、もしダメでもやり直しがきくかな、と思いました。
「なる」、「やる」、と決めてしまうと、腹が据わりましたね。(笑)たとえばちょっと高いブランドのバッグがあって、私はこれを買う、と決めたら、じゃあいくら貯めないといけない、となりますよね。
私の場合はそれがモノではなくて、「お店をやっている自分」、というビジョンでした。

 

こちらが赤塚さんのマフィン。かぼちゃや、バナナチョコ、抹茶、甘露煮など色々です!!
焼きたてマフィン*v*) 美味しそうでしょう。

アップルパイもありますよ〜

 
 

 

 

「焼菓子 工房かとるかーる」について
<商品について教えてください!>

作り始めたころは、レシピ本を見ながらお菓子を作っていました 。

でも本の分量だと、たとえばパウンドケーキは甘くなってしまったり、バターが多くてジトっとして、すぐにお腹にたまってしまったりという感じでしたので、自分で分量を変えて作るようになりましたね。
今はバターや砂糖を減らしたりしながらオリジナルのレシピで作っています。

それから、保育園の先生やママ友達に試食してもらって、もっと甘めのほうがいい、とか、こういうものが入ったマフィンって作れないのかしら、といわれると、それを試してみたりしていますね。

材料も、安心できるものを使っています。
牛乳と卵は安心できる食材を扱っている生活クラブさんでとっていまして、小麦やバターも国産を使っています。
バターは品薄のときもありますが、基本は国産ですね。

それから、実家の両親は畑仕事が趣味で、干し柿や栗の甘露煮を作って送ってくれるんですが、そちらをマフィンに入れています。
もちろん無農薬なので安心です。

<おやつ系と食事系のマフィンって?>

おやつ系は、甘みが強いもので、バナナチョコチップやあんこ入りの抹茶、ジャムの入っているものなど。 食事系はプレーンや紅茶、野菜入りのものをそう呼んでいます。
よくうちでも、朝食に食事系のマフィンを出しています。
なにより私がラクなので(笑)

<コーヒーも出していますよね>

門前仲町に自家焙煎の珈琲店があるんです。
私はもともと、それほどコーヒーの味の違いはわからなかったんですが、夫はコーヒーが大好きな人で、たびたびそのお店に行っていました。

そのお店のホームページに「喫茶店をしている方は、コーヒー豆のご注文、ご相談に応じます」というようなことが書いてあったので、お願いしてみました。
できればマフィンにあったオリジナルブレンドを作ってみたいなと思ったんですね。
お店の方も快くOKしてくれたので、マフィンを持って行き、オリジナルブレンドを作っていただきました。コーヒーの入れ方もレクチャーしてもらいまいした。
コーヒーは、豆の種類もいろいろあって、炒り方もいろいろあるんですよね。

<お店の内装がかわいらしいですね!>

できるだけシンプルな雰囲気で作ってもらいました。
設計士さんは女性の方だったんですが、私のほうから、こういうイメージで、と伝えたり、雑誌をお見せしたりすると、すぐにこちらが思い描いているものを分かっていただけました。

その方は食べ歩きの好きな方だったらしいんです。(笑)
それと、扉についている蝶々がかわいいでしょう(笑)
九州の工房をネットで見つけて、自分で注文したんです。

工事が本格的に始まったのが5月半ばで、6月半ばには大体出来上がりました。

<かとるかーるの名前の由来を教えてください!>
かとるかーるはフランス語で「パウンドケーキ」っていう意味なんです。
最初はパウンドをメインでやるつもりでしたので、こう名づけました。
今はマフィンがメインになっているんですが、かとるかーるという響きもかわいいし、マフィンも焼菓子には違いないので、そのままこの名前にしました。(笑)
もともと何かを作るのがすきだったんですか

小学校の5〜6年生頃から週に1回、お肉の料理をつくっていました。
料理の本を母に借りて、調味料の分量なども、自分で調整しながら作っていましたね。
手芸も好きで、子どもの手提げ袋もポイントとしてクマさんをつけて、中に少し綿をいれてちょっと浮き上がるようにしたり、裏地をつけたりしました。

子どもも、おだて上手、というわけではないんですけど、ほめてくれるというか、喜んでくれるんですよね(笑)。
昔からわりと、凝り性なところがあったのかもしれません。

お仕事を始めてから気づいたことは?  

とりあえず、すべてを自分でしなければならないので、子どもが熱を出して保育園から呼び出しがあると、お店を閉めるしかないんです。 始めたばかりのときは、多分子どもたちも“今までと何かが違う…。”と察知していたんでしょうね。
オープンの翌月は、何度か呼び出しがありました。

今年もそろそろ予防接種にいかないといけませんね(笑)

お仕事をしていて一番楽しいと思うこと、やりがいは何ですか?

ママさんたちに「ここのマフィンがきっかけで、野菜が食べられるようになったんです」と言われるとうれしいですよね。
「ここのマフィンをきっかけにかぼちゃを食べるようになりました」というようなことを言われると、お店を始めてよかったなあと実感がわきます。

野菜嫌いをうちのマフィンで克服できた、というお声をいただくと、食育という役割も果たしつつあるのかな、と感じます。

今後にどのような展望をもっていますか
飲食店は3年もたせるのが第一関門ということらしいので、まずは3年を目標にがんばりたいです。
10月からはネットショップも始めたので、こちらの内容も充実させたいですね。
それから、お菓子の種類も増やしたいと思っています。
日持ちするものがいいので、生のものではなくて、チーズケーキであればベイクドのものなどを作ってみたいです。
家事と仕事を両立するなかで、工夫していること、心がけていることは何ですか?

食洗機や全自動洗濯機など、機械でできるところは極力利用しています。
夫には色々と手伝ってもらっています。
食器を食洗機に入れてまわしてもらったり、ときどきは掃除機や洗濯物をたたむのをお願いしています。
夫には、とても感謝しています。

それから家の中が散らかっていても、気にせずできるだけ子どもとの時間を作るようにしています。
散らかっていても気にしないでいてくれる夫なので、なんとか家事と仕事を両立していられるのだと思います。

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